事業計画

令和6年度 南海少年寮 事業計画

Ⅰ.令和6年度基本方針

 

 新型コロナウイルス感染症は5類に移行され、徐々に通常の活動がおこなわれるようになった。集団生活の中ではまだまだ警戒しなければならないが、特性のある子どもたちが増えてきた中で、子どもたちの安心・安全を守るために、取り組むべき事項は進めていかなければならない。

 その中で、基本的処遇マニュアルを完成させ、各職員が共通理解のもと子どもたちに対応することが求められ、また、現状の居室(建物)では対応できない事例が増えていることから、分園型小規模グループケアの実施が必要となっている。

 今年度は他の取組もあるが、この二つを優先事項として焦点を絞り、取り組んでいくこととする。

Ⅱ.重点事項、具体的取り組み

 ① 入所児童に対する支援体制の再構築

※処遇検討委員会において作成中である基本的処遇マニュアルを完成させ、各職員が共通理解のもと身につけることが出来るよう努める。

※遅れている理念の見直しを進め、職員が同じ方向に力を合わせ、求められる職員像や入所児童への姿勢を明確にしていく。

※児童の声を聞く工夫や機会を増やし、反映できる体制を整える。

※各委員会の活性化のため、リーダーを中心に委員会を進めていく。

② 社会的養育推進計画の推進

※小規模化検討チームを中心に、分園型小規模グループケアをまず一つ地域において実施することを優先課題として、ハード面および職員体制や勤務形態等の調査(情報収集や実施施設の見学、小舎制養育研究会の活用等)、実施用地や建物の検討等を進め、実施の目処を立てる。

③ 地域との連携と貢献

※地域の児童や保護者等と共に例年実施してきた南少夏まつりは、コロナ禍で中止していたが、昨年度は東町の児童・保護者に絞って実施することが出来た。今年度は東町地区会がなくなったが、同様の規模を目安に実施したい。

PTA、青少協、三里みらい会議等への協力などは、引き続きおこない地域との関係を大事にしていく。

※防災行事等の実施と共に備蓄品を充実させていき、地域との連携や体制つくりなどの取り組みを検討していく。

※社会福祉法人として地域における公益的な取り組みを実施するにあたり、高知市社会福祉法人連絡協議会の会員として災害対策連携部会に所属し、その活動に取り組んでいく。

Ⅲ.主な事業

① 年間を通しての事業

(1)子育て短期支援事業 (各市町共に委託契約継続予定)

平成7年度より高知市と委託契約済み
平成8年度より土佐市と委託契約済み
平成9年度より南国市と委託契約済み
平成12年度よりいの町と委託契約済み
平成29年度より佐川町と委託契約済み
平成30年度より田野町と委託契約済み

(2)防火訓練(毎月)

年1回防災訓練かそれに代わる防災行事をおこなう。
年1回は風水害に対する訓練をおこなう。
年1回は防犯に関する訓練をおこなう。