令和8年度 南海少年寮 事業計画
Ⅰ.令和8年度基本方針
近年、児童養護施設に求められる役割は多様化し、家庭的養護の推進や児童の自立支援機能の強化が重要となっている。
本年度は、これまでの実践を踏まえながら、小規模化・地域分散化の推進と自立支援の充実、持続可能な運営体制の構築を柱として事業運営を行う。
Ⅱ.重点事項
① 分園型小規模グループケアの安定運営
昨年度途中より開始した分園型小規模グループケアについては、本年度において安定的な運営体制の確立を図る。
- 職員配置の適正化および勤務シフトの最適化
- 家庭的な養育環境の質の向上
- 本体施設との連携体制の強化
- 地域住民や関係機関との関係づくりの推進
- 生活支援・心理的支援の充実
- 運営状況の定期的な検証と改善
これらにより、分園の運営を安定的かつ継続的に実施できる体制を確立する。
②自立生活援助事業の実施
今年度途中に、専門学校へ通学している児童が20歳を迎えることから、円滑な社会移行を支援するため自立生活援助事業を開始する。
- 住居確保および生活基盤整備の支援
- 就労・就学継続に関する支援
- 定期的な生活状況確認
- 金銭管理・生活スキル習得支援
- 関係機関(学校・就労先・行政等)との連携強化
これにより、社会的自立に向けた切れ目のない支援体制の構築を目指す。
③ 施設の小規模化に向けた検討・整備
現在2カ所で実施している小規模化について、さらなる環境整備と将来を見据えた計画的検討を行う。
- 老朽化が進む1カ所について
- 建替え・移転の可能性検討
- 財源確保(補助金・寄附・借入等)の検討
- 新規1カ所の小規模化実施に向けて
- 候補物件・土地の調査
- 地域ニーズおよび通学・通院等の利便性の検討
- 運営コスト試算と段階的整備計画の策定
- 老朽化が進む1カ所と新規1カ所の2カ所併設の検討
- 運営コスト試算と段階的整備計画の策定
- 老朽化が進む1カ所について
これにより、より質の高い家庭的養護環境の実現を目指す。
④職員の世代交代に向けた体制づくり
安定した施設運営を継続するため、人材育成と組織体制の強化を重点的に進める。
- 中堅職員のリーダー育成
- 体系的研修制度の整備
- 若手職員の定着支援
- 将来的な管理職候補の計画的育成
世代交代を見据え、経験の継承と新しい視点の融合による組織力向上を目指す。
⑤地域連携・社会貢献
- 地域住民・学校・関係機関との連携強化
- ボランティア・里親支援事業への協力
- 施設の地域への開放と理解促進
- 公益的な取り組みとして高知市社会福祉法人連絡協議会の会員としての取り組み
⑥まとめ
本年度は、分園型ケアの定着、自立支援機能の拡充、小規模化の計画推進、人材育成の4点を中心に取り組む。
児童一人ひとりの最善の利益を第一に、地域社会の中で安心して成長し自立できる養護環境の実現を目指して事業を推進する。
Ⅲ.主な事業
① 年間を通しての事業
(1)子育て短期支援事業 (各市町共に委託契約継続予定)
- 高知市と委託契約済み
- 南国市と委託契約済み
- 土佐市と委託契約済み
- いの町と委託契約済み
- 佐川町と委託契約済み
- 室戸市と委託契約済み
- 奈半利町と委託契約済み
(2)防火訓練(毎月)
- 年1回防災訓練かそれに代わる防災行事をおこなう。
- 年1回は風水害に対する訓練をおこなう。
- 年1回は防犯に関する訓練をおこなう。