
私たちの施設では、毎月防災訓練を実施しています。
9月には地震・津波を想定し、近隣小学校の裏山へ避難する訓練を行いました。
今回はそれに加えて、学区内の中学校も防災参観日としてくださり、一緒に防災を考える日となりました。
『南海地震から命を守るために〜3・11を学びにかえる〜』と題した講演をしていただきました。講師は東日本大震災の経験を各地で伝えておられる佐藤 敏郎氏。
実際に体験されたからこそ伝えられるとても貴重なお話を、中学生はじめ、ご父兄、地域の方々と共に聴くことができました。
佐藤敏郎(さとう としろう) 氏について

2011年3月11日に発生した東日本大震災時は女川第一中学校に勤務。
石巻市大川小学校6年生の次女が犠牲に。
その後、現地での語り部活動や講演・ワークショップ「3.11を学びに変える」、若者のトーク企画「あの日を語ろう、未来を語ろう」を各地で展開。
スマートサプライビジョン(特別講師)、ラジオのパーソナリティーをしたりと、多彩な活動を行っている。
講演の中で『救えた命』『ここには子どもたちの日常があった。
誰も死にたくなんてなかった』という言葉が胸に刺さり、言葉では表すことが出来ない気持ちになりました。
大川小学校の校歌の題名は『未来を拓く』です。
子どもたちの未来を拓くために、私たち職員や大人が「判断力」「決断力」をしっかりと持ち、一つ一つの『命』の重みを感じ『救った命』にしなければならないと強く決意しました。
最後に・・・
『おはよう』『おやすみ』『いってきます』『ただいま』は
生きている大切な証です。